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会長の任を終えて
中友会前会長 岡野 仁司
(退任時のあいさつのため前会長としています) |
歴代の会長退任の言葉は、これまで「会報」の9月号に掲載されてきましたが、即時性を有する文明に利器(?)、インターネット上の中友会ホームページに載せていただきました。
去る6月6日、前日の雨天から一転した晴天の下で、護国寺・桂昌殿で行われた第16回合祀慰霊祭を挙行後の第48回定期総会で中友会会長の任を終えました。
在任3年の間、会員諸兄姉からご支援・ご理解をいただくとともに、事業等にご協力いただきましたことに対して改めて感謝いたします。あわせて、永年にわたり陰から本会を支えくださった東京都民互助会様に心からお礼申し上げます。
頭を過ぎるのは、年度幹事さんの奉仕的、献身的な会務執行努力とその成果です。
ご存じのように60歳定年を迎えた会員の方々は、サンデー毎日、晴耕雨読には程遠く、結構忙しい毎日を送っています。このところ、幹事の定数が満たない年度が続いていますが、会務における調整・連絡等には苦労があったと感じておりました。とくに幹事長に情報と会務の大半が集中しないかと懸念した時期もあったように思います。
もうひとつは、会務を執行する側は、情報(知的刺激)を一方的に会員側に発信することが大半ですが、会則第2条に「会員の親睦と互助を深める」とあるように、相互発信の形で進行・深化していくと心の絆が一層強まるのでしょうが…。
会員のご家族の意識に変化が出てきたことです。会員が死去した際、家族葬や密葬にするケースが多くなっていますが、その折、大げさにしたくないとの理由で、最終勤務校や加入している団体等に訃報の連絡をしないというご家族の姿勢です。
中友会では、ご家族等からの発信がないと弔電を届けるとか物故者リストの載せることができなくなります。
会員諸兄姉には、エンディングノートに連絡先を明記しておくことをお薦めします。
人の絆といえば、副会長時代に「幹事長経験者の会」を立ち上げようとした時がありましたが、叶わなかったのが心残りです。
聞くところによると、23年度幹事の方々は9月に「23幹事会(仮)」を立ち上げるそうです。それを聞いて嬉しくなりました。共に同じ時空で仕事をやり遂げ、苦労を共にした仲間の絆 ─ 人脈を大切にしようとする「こころ」に感動しました。
中友会(東京都公立中学校退職校長の会)は永遠に不滅です!有難うございました。
(2015/06/07) |