マイナンバー制度の運用が始まりましたが、このマイナンバーに便乗した不審な電話が高齢者宅を中心に多数かかってきている。また、マイナンバーに便乗した電話により、お金を騙し取られるといった被害も報告されている。
今後、不審な電話(詐欺電話)が会員宅にかかってくることも予想される。詐欺犯は様々な騙し文句を使ってくると思われるので、慌てることなく以下の対策の通り対応して、決して被害にあわないようにしたい。
1 犯行グループの主な手口
(1) 公的機関(都道府県や区市町村の役所、警察署)・業者になりすまして、「電話」「メール」「訪問」等といった方法で話を持ち掛ける。
2 だましの内容
(1) 個人情報の取得
「マイナンバーの調査をしている」「家族構成を教えてください」「アンケートに答えください」等といって、個人情報を聞き出し、その後に「○○さんの情報が登録されている。個人情報を削減するには手数料がかかる」等といって、お金を騙し取るとういう手口。
(2) 個人情報の流失
「あなたのマイナンバーが漏れている」「あなたのマイナンバーが流出している」等といって信じ込ませ、「流出した個人情報を削除するには手数料がかかる」「個人情報を守るため、削除手続きを行って下さい」等といって、お金を騙し取る手口。
(3) 教示トラブル
「○○したいので、あなたのマイナンバーを貸してほしい」「絶対に迷惑をかけないので、マイナンバーを教えてほしい」等といってマイナンバーを聞き出した後、別の者が「マイナンバーを教えたことは犯罪だ」「トラブル解消のために、お金が必要」等といってお金を騙し取る手口。
(4) セキュリティ対策費用
「マイナンバー制度が始まるとあなたの情報が筒抜けです」「マイナンバーはセキュリティ対策をしないと漏えいしたときに処罰される」等と不安をあおり、セキュリティ対策費用の名目で現金を騙し取ったり、高額な機器やソフトを売りつける手口。
(5) マイナンバーの登録・カードの作成費用
「マイナンバーの登録にお金がかかる」「マイナンバーカードを作るのにお金がかかる」等といったお金を騙し取る手口。
3 騙されない対策
(1) 役所や警察といった公的機関の職員が、電話で「マイナンバー」を聞いたり、 「家族構成」等を聞いたりすることはない。また、自宅訪問したり、お金を求めるこ とは絶対ない。
(2) マイナンバーに関する電話やメールは相手にせず、無視する。
(3) 電話を番号表示や留守電機能に設定し、相手を確認してから電話に出る。
(4) マイナンバーに関する電話がかかってきたら、必ず家族や警察に相談しよう。
警察は110番 消費者ホットラインは 188番
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