中友会(東京都公立中学校退職校長の会)
会員の皆さんの健康状況は会としても、たいへん関心の高いところです。
このページでは皆さんに役立つ、暮らしの安心 ・安全情報をお届けします。

前会長 岡野 仁司

暮らしの安全・安心情報
20.75歳以上の運転
19.略称ロコモとは
18.家電製品の火災事故
17.消費税非課税とは
16.26年度暮らし早わかり
15.紫外線カット
14.ネット販売トラブル
13.入浴事故防止
12.シニア割引の利用
11.冬季の脱水症対策
10.五輪詐欺にご注意
09.飲酒のご注意
08.Windows XP対策
07.インフルエンザの流行
06.「送りつけ商法」とは






















暮らしの安心・安全情報13


◇ヘルスケア・ヒント04



冬の入浴事故が増えています。
〜脳出血、脳血栓、脳梗塞、虚血性心疾患などの対策 〜



寒い冬季に入浴のため、比較的暖かい居間などから脱衣室そして浴室へ移動するとき、温度差が大きいと身体の血管が収縮して血圧が上昇。また血液が濃くなっている場合、狭くなった血管を通過するときに詰まると、心臓や脳に行く血流が減少し酸素が不足するという事態になります。動悸が激しくなり、目まい、ふらつきの後に気分が悪くなり、気を失ったりするなど救急車を呼ぶような重篤な症状を呈することもあります。



◆血栓症


血栓症の死亡率は、秋季から増え始め、厳寒期の1月にピークを迎えます。命は助かっても重篤な後遺症を残すことが多いにも拘わらず、初期症状は気付きにくいというのが血栓症の特徴だそうです。いうまでもなく、寒さが厳しくなるほど注意と対策が必要になります。


◇防止対策◇

(1)日常から血液をドロドロにしない習慣を ⇒ 水分の摂取、適量の野菜や上質蛋白質を摂る食習慣

(2)入浴前にコップ1杯の水分を補給しておく。 アルコール摂取は避ける。

(3)事前に、脱衣室や浴室の温度を20℃前後に温めておく。⇒ ヒーターや乾燥暖房器を設置する。浴槽のフタを開けて湯気を出しておく。

(4)湯船につかる前に、必ずかけ湯をする。⇒ 足部からかけて、上半身には5回前後かける。

(5)湯温は41℃くらいにしておく。⇒ ゆったり気分で身体を暖め、体が馴染んだら適度に追い焚きして温度を上げる。