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75歳以上の運転 死亡事故は2.5倍(10万人あたり)
〜 警察庁まとめ 〜 |
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75歳以上の高齢者が乗用車などを運転して起こした死亡事故は昨年、10万人あたり1,078件に上り、75歳未満の2.5倍になったことが警察庁のまとめでわかりました。
高齢者の身体機能の低下が事故多発の背景にあるとみられ、警察庁で高齢者講習の見直しを検討するそうです。
同庁によると、昨年の死亡事故のうち、75歳以上の高齢者が起こした事故は昨年458件、75歳未満は3,396件になっています。免許保有者10万人当たりでは、75歳以上が10.78件で、75歳未満は4.38件で、75歳以上が2.5倍に上っています。
75歳以上の場合、ハンドル操作のミスで車線からはみ出たり、ブレーキをかけるのが遅れたりするケースが目立つと言われています。また夜間の視力の低下で歩行者の発見が遅れることも多く見られます。
警察庁が今年4月、75歳以上の運転者1,369人に「自分の運転が若い頃と比べてどう変化したか」を聞いたところ、約75%が「夜間やトンネル内で見えにくくなった」約60%が「とっさの動作などがスムーズにできにくくなった」と答えているというそうです。
高齢運転者は自動車の運転のベテランです。しかし、年齢とともに上記のような視力とともに体力、記憶力、判断力などが変化し、若いときと同じではなくなってきます。そうした体の変化を理解し、変化に応じた運転を行うことで安全運転を続けることができます。
特に75歳以上の会員は、運転免許更新前に認知機能検査と高齢者講習を受講したとき際、指摘された事や、体の変化を自覚した人は、安全第一をお考えになりできるだけ夜間の運転は控えましょう。
(警察庁資料から)
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