最近は高齢の独居者や夫婦の家で、火災による焼死が報じられています。
文字通り、対岸の火事ではありません。いつ我身に降りかかるかもしれません。
平成24年度中における東京都消防庁管内の家庭電気製品(以下、家電)による火災の発生状況は、電気ストーブ81件、コンセント70件、差し込みプラグ57件、クッキングヒーター28件となっています。
■電気ストーブ
寒い冬には、スイッチオンですぐ暖かくなる電気ストーブは便利で使いやすいので、ガスストーブ以上に使われます。直火がないため安全だと思いますが、高熱を出すことに変わりがないことを肝に銘じておきましょう。必ず燃えやすい物から離し、就寝中は使用せず、スイッチをオフする習慣をつけましょう。
■配線器具
コンセント、テーブルタップや差し込み電源プラグといった配線器具は、コンセント内部の接続部のビス等が緩むことで発熱したり、ショートして発火(トラッキング現象)するなど、普段気が付かないところで火災が発生することがあります。厳密には漏電とは異なり、ごく限定された個所での現象です。
日常使っていない家電や電源コードはコンセントから抜いておくことをお勧めします。また、ほとんど使わない家具裏や部屋の隅にあるコンセントの穴には市販のチップを差し込んでおくと埃かすが付着せず安心です。
■その他
ひところに比べて、ほとんど話題にもならなくなり消防署からも情報が来なくなりました、家庭用の火災警報器についてです。
確か、きまりで1家庭の部屋数にもよりますが同警報器は複数取付けてあるはずです。就寝中の火災発生時には通常寝室に寝ているので天井などに親警報器があるのが安心です。作動するかも含めて点検しておきましょう。
(参考 : 東京消防庁)
|