中友会(東京都公立中学校退職校長の会)
会員の皆さんの健康状況は会としても、たいへん関心の高いところです。
このページでは皆さんに役立つ、暮らしの安心 ・安全情報をお届けします。

前会長 岡野 仁司

暮らしの安全・安心情報
40.100歳以上 6万人超
39.マイナンバー制度
38.怒りは万病のもと!?
37.高齢者雇用の情報
36.健康長寿は歯と口から
35.メール便にご注意
34.緑茶やコーヒーの効果
33.かくれ脱水に要注意
32.スマホ操作 注意
31.認知機能の維持
30.Win10 無償提供
29.老後の生活費は
28.自律神経を整える
27.訪問商法に用心!
26.冬の入浴 要注意!
25.肺炎球菌ワクチン接種
24.リコール家電に要注意
23.Eメールの基本的マナー
22.自然災害への対応


No.01〜No.20









暮らしの安心・安全情報26


◇ 会員のセーフティライフ・ヒント



冬場の入浴  ─ ヒートショックに要注意!




12月に入って、朝晩の気温が下がり、お風呂に入るのが気持ちいい季節になりましたが、冷えた体で熱い湯に入ると、温度差によって血管や心臓、脳などがダメージを受け、突然死することがあります。

「ヒートショック」と呼ばれ、厚労省の研究班によると、全国の死亡者は年間1万9,000人に上ると推計されています。

暖房の効いた部屋から寒い脱衣所や浴室に入って裸になるとヒトの血管は皮膚から熱を逃がさないよう収縮し、血圧や脈拍数が急上昇します。その結果、負荷のかかった脳血管が破れて出血したり、心臓発作を起こしたりするといわれます。

入浴して2〜5分ほど過ぎると、体が温まって血圧が下がり、血管が詰まって脳梗塞を引き起こすこともあるそうです。

大阪府の調査によれば、こうした入浴中の事故によって、自宅の風呂でおぼれて死亡した人は、70歳以上が約80%を占めました。高齢になるほど、血管は硬く、脆くなったり、コレステロールで狭くなったりして、破れたり詰まったりしやすくなるからです。

高血圧、動脈硬化、心臓病などの患者も危険性が高まります。

冬場には、高齢者や持病もちの人は、十分に注意しなければならないシーズンですね。

[参考] :ヨミドクター わいず倶楽部



(2014.12.11)