昨年1年間を振り返ると、多くの事件や事故・災害があった。
人災や自然災がこれまでになく多かったという印象だ。
関係者らは、まず謝罪をして再発を防ぐための対策を打ち出す。しかし、それらが機能しているかを確認しないと、同じことの繰り返しにつながる。細かいことを言えば、対策が万全であってもメンテナンスやチェックを怠れば、不測の事態が起こりかねないのだ。こうした検証作業は、日本人が苦手としている。(Stap細胞実験を思い出す)
順天堂大学の小林弘幸教授は、この「検証」がわたしたちの健康と深い関わりがあるので、日常生活の「検証」習慣として、「3行日記」を提唱している。
慌ただしく過ごした日でも、就寝前に、その日に起きたことを振り返ってから眠りに就くと、自律神経のバランスを整えられるという。同教授が薦めるのは、「3行日記」だ。その日にあった「一番の失敗」「一番の感動」「明日の目標」をそれぞれ1行にまとめて記すのだ。これを毎日続けていくと、自分が抱えている問題や目標がはっきりし、不安やストレスが軽くなるという。
◇「3行日記」のポイント
(1)寝る前に1人で机に向かう ━ 副交感神経優位の状態に切り替える働きがある。
(2)手書きでゆっくり丁寧に記す ━ 文字が乱れている時は、心や体に余裕がなく自律神経が乱れているかの検証になる。
健康維持だけでなく、ぶれずに自分らしくあるための欠かせない習慣になります。
Do try it !
(2015/01/01)
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