生活の必需品となったスマホやパソコンだが、網膜の病気や近視など様々な問題の原因となっている可能性がある。
最近、指摘されているのは、スマホやパソコンは、視界の中央がゆがんだり欠けたりする難病「加齢黄斑変性」の一因とも考えられるという。
この病気は網膜の中心部にある黄斑部が傷んで起きる。テレビやパソコン画面から出る光に多く含まれる青色光(ブルーライト)が、他の色の光に比べ黄斑を傷つけやすいという研究結果がある。
また、近視は物を眼の近くで見るほど進むといわれている。当然、スマホやパソコンは近くで見るので、視力低下の要因になる。そして見続けると、まばたきの回数が減り、涙の分泌量が減少して眼が乾燥するいわゆる「ドライアイ」にもなり易く、眼がゴロゴ ロしたり、視界がかすんだりする症状を引き起こす。
予防策としては、@ スマホは手元で見ることが多いので、40p以上離して使うのが好ましい。A また、画面の輝度(明るさ)を最大値の50%程度に下げるといい。B 意識的にまばたきをする。C ときどき遠くを眺める。D 蒸しタオルで眼部に当てて、涙の成分の分泌を促すこと ━ などが有効である。
(2015/03/16)
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