暮らしの安心・安全情報３４

中友会（東京都公立中学校退職校長の会）

会員の皆さんの健康状況は会としても、たいへん関心の高いところです。
このページでは皆さんに役立つ、暮らしの安心・安全情報をお届けします。

会長　岡野仁司

暮らしの安全・安心情報

40.100歳以上　6万人超

No.01～Ｎｏ.20

◇ 会員のヘルスケア・ヒント

緑茶やコーヒー１日4～5杯で心・脳疾患死のリスクが減少！

～東大、がん研究センターの調査研究チーム～

緑茶やコーヒーを毎日多く飲むと、心臓病や脳卒中などで死亡するリスクを低下させるとの調査結果を、東大や国立などの研究チームが発表した。

同チームは、全国の40～69歳の健康な男女約9万人を1990年度以降、平均19年間追跡調査してきた。緑茶やコーヒーの摂取量と、心臓病や脳卒中、肺炎など日本人の主な死因で亡くなる可能性との関連を解析した。

具体的には、緑茶を１日５杯以上飲む人は、１杯未満の人に比べて、死亡するリスクが男性は１３％、女性は17％減っていた。

またコーヒーを１日３～４杯飲む人は、ほとんど飲まない人よりも死亡するリスクが24％減り、特に脳卒中については43％も低下していた。５杯以上飲む人については十分なデータが得られず、明確な有効性は確認できなかった。

チームは、緑茶に含まれるカテキンやコーヒーに含まれるクロロゲン酸などの成分が血糖値を改善したり、血圧を調整したりする効果に関わるとみている。緑茶やコーヒーをよく飲むだけでなく、喫煙や飲酒などの生活習慣の改善も不可欠なことだろう。（2015/05/07 読売新聞から）

（2015/05/17）